アニメ「5億年ボタン」または「大怪獣のあとしまつ」がお好きな方、気になる方、こんにちは!あまごといいます。
2022年8月17日に行われたこちらのイベントに行ってきましたで、そのレポートをお送りします!
前提情報
本記事は、レポートと言いつつ全編の詳細を記載するわけではなく、筆者が印象に残った部分を記載いたします。
レポート禁止のイベントではないという認識ですが、主催者・出演者側の不都合がありましたら削除しますのでメールフォームでご連絡いただけますと幸いです。
また、トークで出てきた広く認知されていない個人情報や、その場限りの内容などは記載しません。コメントでも記載をご遠慮くださいませ。
書いてる人の情報が知れた方が参考になる派なので、簡単に自己紹介します。
30代中盤。怪獣系特撮は小さい頃にウルトラマンタロウを見たくらいしかわからない。
シン・ゴジラは映画館で3回見た。大怪獣のあとしまつとシン・ウルトラマンは映画館で1回ずつ見た。
大怪獣のあとしまつ感想ブログ記事はこちら⬇️
アニメ 5億年ボタンは、阿佐ヶ谷ロフトAのイベントに行くことをきっかけに1話を見て参加。
面白かったのでその後ニコニコで一気見。
菅原そうた監督のことは知らなかったが、B-DASHを高校生の時にめっちゃ聞いてたのでトニオちゃんには見覚えありまくりだった。
アニメは滅多に観ない。1クール分完走するのは年に1、2作品くらい。
「『大怪獣のあとしまつ』にみる野望」レポ
5億年ボタントークイベントの前に、唐突に始まったこちらのコーナー。
憶測による与太話かと思いきや、不思議な説得力のあるプレゼンでした。
内容を要約するとこんな感じ。
- 日本トップの特撮チームが制作!しかも松竹×東映!
- 怪獣、恋愛、政治劇…様々な思惑が絡み合う
- しかし、読み取られなかった文脈があり、酷評されてしまった。(多ジャンルからの引用、特撮映画としての多様性(日本以外全部沈没とか)、三木監督の作風とセルフパロディ(「え、どですかでん?」「陰毛で石鹸を泡立てる」のセリフ)等々…)
- コロナで撮影がストップしてた間に、いろんな場面を追撮したら思ったよりSF寄りになってた
- 膨らんだ予算を回収する必要があった
- 三木聡監督が得意とする小規模コメディでは許されなかったのでは?
- 三木聡監督がAmazonプライム独占配信作品「緊急事態宣言」に参加している
- Amazonは仮面ライダーアマゾンズにより、特撮ファンはお金を落としてくれることを知っていた。
- つまり、大怪獣のあとしまつは、東映とAmazonが組んだ、Amazonプライムビデオでのドラマ化を前提とした壮大な予告編だったのではないか?
- そう考えると、回収されてない伏線や一度だけしか出てこなかった要素が多くあるのも納得。(最初に出てきた同級生、濱田岳の足がメカ、不倫要素、途中の食堂の座組み、最後の光の戦士)
- だが、ドラマ化の話も今回の酷評などで計画倒れしたかもしれない…
- だがAmazonは特撮を諦めていない!
- 『仮面ライダーBLACK SUN』がAmazon プライムビデオで独占配信決定!
「大怪獣のあとしまつ」は個人的にも楽しんだ映画なので、未見で気になってる方は話の種にぜひご覧ください〜!
「アニメ『5億年ボタン』放送中!菅原そうたを知ってください!」レポ
前半パート(菅原そうた監督&MC 高達さん)
菅原そうた監督の経歴など
1979年生まれ、東京都出身。
兄はヒップホップグループB-DASHのボーカル&ギターのGONGON。
ちなみに名字の読み方は「すがはら」だそうだが、正しく読まれる方がレアなので「すがわら」と読まれても気にしていないとのこと。
人格形成に影響を与えた出来事として、14歳の時のイギリス留学と、20歳の時のニューヨークホームステイを挙げた。ニューヨークでは、ホームステイ先の黒人のお兄さんに大麻パーティーに連れていかれ、そこにいた人たちが楽しそうだったので「頑張らなくてもいいのか〜」と思ったとのこと。
19歳の時に『みんなのトニオちゃん』を週間SPAで連載。トニオちゃんは紙に描いたものをCG化したものではなく、CGでいきなり作成したものだという。
トニオちゃんのような印象に残るキャラをその後も作ろうとしたが、狙って作れないとのこと。バランスが難しいらしい。
ちなみに球体はポリゴン数を食うらしく、トニオちゃんのポリゴン数は8万もあったらしい。
つい変なことをやりたくなるけれど、誰が見ても面白くしよう。という考えで作ったのが
gdgd妖精s(ぐだぐだふぇありーず)シリーズ。
その後、「なりヒロwww」「Hi☆sCoool! セハガール」も同じ路線でデフォルメ頭身の美少女キャラが会話劇を繰り広げるCGアニメを作成。
「Hi☆sCoool! セハガール」では、セガからCGモデルを提供されて作成した。バーチャファイターのモデルとモーションの生データを本家のAM2研から提供され、「うおお〜〜」と思ったとのこと。
後半パートのゲストポンポコP氏は「Hi☆sCoool! セハガール」でMMDディレクターを担当している。
その後、「15秒TVアニメシリーズ コチンPa!」を作成。
まさたかP氏がコチンPa!でプロデューサー兼監督をしていたため、今回のアニメ 5億年ボタンでも色々教わったとのこと。
アフリカの神をモチーフにした「おにゃんこポン」は、たれぱんだの生みの親、末政ひかる氏がキャラクターデザインを担当。
「gdメン gdgd men’s party」は女性をターゲットにした作品だったが、下ネタをいれまくって引かれてしまったとのこと。
「でびどる!」は「こちんPa!」のキャラが登場する15分アニメ。
お高いCGソフトを使ったところ、アニメを1秒分レンダリングするのに1時間かかったため、CPU88コアのPCを自作したとのこと。
ちなみに「アニメ 5億年ボタン」の本編はUnrealEngine、エンディングはUnityで作られている。(いずれも3Dを得意とするゲームエンジン。)
ここで紹介された作品を無料で観られるまとめ記事を高達さんが作成されています!

「5億年ボタン」について
5億年ボタンは、2002年にマンガ「みんなのトニオちゃん」の1エピソードとして登場しました。
その後、当時の2ちゃんねる等で「押す?押さない?」の論争や、亜種のボタンなどの話が度々話題にのぼるようになりました。
ちなみに、菅原そうた監督自身は当時flashアニメ(吉野家ゴルゴ等)や2chネタなどは好きだったけれど、話題になっているのは知らなかったそうです。
その後、学研から刊行された「5億年後に意外な結末 ピグマリオンの銀色の彫刻」というスピンオフ作品が出て、こちらも好評とのことです。
そして今回のアニメ放映と、20年にわたって愛される命題となっています。
アニメ 5億年ボタンの裏話など
- 最初はジャイ美たちを8頭身でやる案も出ていた。(会場で8頭身バージョンの1話冒頭、セリフはそうた監督が全てアフレコのものを見せてもらいました。)
- キャラの髪の毛の色なども色々案があって、(スネ子茶髪、井上博士金髪ショートなど)いまの赤・青・緑を採用した。
- TOKYO MXで見た人だけのお楽しみ要素として、4話のBGMが「あの曲」に差し代わっていた。MX版ならではでそういうことができる。
- ニコニコ動画の運営コメントは監督自らコメントしている。
3話の難しい話もわかっているとコメントしている人が多くいて、とても驚いた。通じて嬉しかった。 - アニメはボケとツッコミで言うとボケの内容が多いので、ニコ動のコメントというツッコミを得て3の面白さが10くらいになっていると思う。
- 野沢雅子さんは収録現場でテンション全開!ギャグセンもすごい!
声の完成度が高い。波形など整えないで使えるくらい。
野沢さんにリテイクはできますか?という質問に→できない!(笑) 野沢さんから出てきたものが正解だと思っている - アドリブコーナーはほんとにアドリブ。放映の2、3倍くらい収録している。
- 5億年ボタン製作の経緯→大きな手術を経て、一発思い切り自分の全部乗せで作ろう!哲学とか物理とか本気でやろう!と思った。
- 3年間仕事0でこれを作っていたので赤字(ブログ筆者より。みんなBlu-ray買おう!)
- Blu-rayでは、予約特典として後半のアドリブトークのフルバージョン音声を収録したい
(そうた監督のラップパートも…?) - ボタンを押す?押さない?その理由
→昔は絶対に押さないと思っていたが、5億年を経験している自分と100万円手にしている自分、どっちが本当の自分なのか?ということを最近は考えている。また、余命少ないタイミングとかは押すかも。
後半パート ゲストとのトーク
ゲスト
- ビームマンP / ハイパービームクリエイター
- ポンポコP / MMDディレクター
- 大月壮 / 映像クリエイター
印象に残ったトーク
- ビームマンP:2話のエンディングだけ手伝って!と言われたので、毎話クリエイターが変わるやつかな?と思って参加したら、2話だけ自分と言われて驚いた。それじゃ浮くじゃん!ということもあり、結局毎話やっている。
- ポンポコP、大月壮さん:↑みんな同じ感じで結局手伝っているんだな…
- そうた監督はこだわりが人とちがう。カメラワークとかはある程度のお作法とか気にせずズーム連発とかするけど、SEのフレームとかはすごく気にする。
- そうた監督の第一印象は、3人とも「変わった人だな」と思った。めっちゃ耳の近くで話すのでツバがかかる(笑)タバコの灰がボロボロ落ちてる(笑)
- ビームマンPがそうた監督の家に行った時、割と広い机の一面にタバコの灰が積もっていた(笑)
- 大月壮さんがそうた監督とアメリカに仕事に行く時、ズボンを押さえながら成田空港に現れた。ベルトを忘れた上に、ズボンの紐もゆるいところで固結びしてしまって解けなくなってしまった。結局ズボンがずり落ちたまま飛行機に乗った。(ズボンがずり落ちてる後ろ姿の写真を映したスマホを会場で回覧してくれる大月壮さん)
- アメリカ仕事の最終日、ポケットに手を入れづらそうにしているので見たら後前だった。ズボンを脱いだらスパッツは裏返しだったし、靴下は左右別のものを履いていることが判明し、何もあってないじゃんと笑った。
- ビームマンP:そうた監督はよく「天才」って言う。一緒に仕事する人のことをめっちゃ褒めてくれる。そういうところとても良いと思うので、今後も大事にしてほしい(笑)
- そうた監督:先駆者じゃなくて、出尽くして飽きられた時に変なモノ、きもちわるいモノを「こんなのありますよ!」と出していって面白がられたりしたい。
VRとか新しいものに興味があるので、はやくボケてもいいくらい成熟してほしい。
イベントの感想
話は尽きず、3時間に及ぶ長いイベントとなっていましたが、興味深い話ばかりで楽しかったです!
気づけば菅原そうた監督のパワー溢れるお人柄とトークに引き込まれていました。
なにより、一緒にお仕事されている方々に菅原そうた監督がとても愛されているなということが伝わってくる素敵なイベントでした。

アニメ 5億年ボタンは絶賛放映中!ABEMAなどで過去回も見れるのでぜひご視聴ください!
(オススメはMXを録画しつつニコニコでコメントを見ながらリアタイ視聴!)





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