
オールナイトニッポン55周年記念公演「あの夜を覚えてる」視聴したので感想メモです。
前提情報
書いてる人の情報が知れた方が参考になる派なので、簡単に自己紹介します。
30代中盤、中学生の時から断続的にラジオを聞いているラジオ聴き。
この舞台を知ったきっかけは、佐久間宣行のオールナイトニッポンリスナーだったため。
好きなラジオ番組:ハライチのターン、佐久間宣行のオールナイトニッポン0、ティナとライスのセットで。伊集院光深夜の馬鹿力、オードリーのオールナイトニッポン、アルコ&ピースd.c.garageなど。歴代だとSILVAのオールナイトニッポン、ザ トップ5。
ここから下はネタバレを含みます!
4/3にオンライン見逃し配信で視聴した影響か、「生っぽさ」「舞台っぽさ」はあまり感じなかった。
実際にニッポン放送でやってるライブ感、臨場感はあったので、生っぽさがないというのは悪い意味ではなく。完成されたドラマだなと感じた。
生ならではのアクシデント的なものに気づいたのは、元ディレクターがラジオで放送を聴くシーンの音遅れ?くらいだった。
うまいな〜と思った点は、時間経過の描写が丁寧だった点。
後半は舞台が2年後に時間経過するが、幕間の現役ANNパーソナリティのトーク、主人公の元ADの出世や、佐久間Pの架空の著書「娘にさんぽに誘われる父親になる方法」や、石井Pの架空の著書「アフタートーク」のポスターの発売日の日付、ハガキ職人が作家になっている etc…
これでもかというほどの時間経過による「変化」が描かれていて良かった。
また、ANNなどで複数のパーソナリティが言及しているが、三四郎 相田さんのプロデューサーはハマり役だった。横柄な感じがそれっぽくてすごく良かった!
(4/6のあちこちオードリーでイジられていたが、トーク全部オウム返し高速返球の大いなる虚無の人とは思えない)
他のキャストの方もキャラが立ってて素敵だったが、作家の加野さんが良い味を出していて「こういう人いそう〜」という感じもラジオを作るのが好きな雰囲気が出てるのもすごく好きだった。
藤尾涼太が声を詰まらせながら話すシーンは圧巻だった。ひたむきな姿にシンプルに心を打たれた。
物語の核となるようなメッセージ、「いろんなパーソナリティーがいて良い」という話にはいろいろな人を思い浮かべながら、確かにそうだな〜と思わされた。
曝け出すラジオ、作り込むラジオ、うまくしゃべれないけど響くラジオ、どれも聞いたことがあるな〜と思い出に浸ってしまった。
普通に仕事してる人がいるニッポン放送の社屋で舞台を上演するというトリッキーさと、ラジオ好きの琴線に触れるメッセージやエピソードの入れ方など、どちらも期待通りの面白さだった。
特にラジオ好きをくすぐるようなネタの入れ方は、思い出補正やラジオならではの内輪感がありつつ、ネタを知らない人も置いてけぼりにならないくらいの良い塩梅だったと思う。
(例えば、藤尾涼太のANNで読まれるメールに佐久間Pのラジオの常連ハガキ職人のネタが読まれるなど)
印象的だったのは、代役のバタバタ感と条件。
コロナ流行で代打ラジオが多かったこの2年ほど、幾度となく繰り返された光景なのかなと思うと、スタッフの方々の苦労の一部が知れるようだった。
(脱線するが、bay FMの新帯番組「シンラジオ」のメインMCが3分の2人初回放送に出られないという件が、ただのいちリスナーだが肝が冷えた。)
うろ覚えだが、代打パーソナリティの条件
- 元のMCと代打間で、事務所の関係やパワーバランス的に問題ないか?
- パーソナリティ経験者(できれば)
- 過去に自分からラジオを降りた人はNG
- 製作側の都合を汲んで喋れる人
今回の舞台の設定に合わせてこの通りでない部分ももちろんあるだろうなとは思ったが、なるほどな〜と思った。こういう裏話的な要素が少し入っているとおもしろい。
いい意味で、生でやってる舞台という感じがしないほど完成度が高いと感じる作品だった。映画を見たような感覚に近い。
また同じような座組みで作品が観れるのであればぜひ見たいと思う。
『あの夜を覚えてる』主題歌 Creepy Nuts×Ayase×幾田りら / ばかまじめ



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