2022年2月4日に封切られた映画「大怪獣のあとしまつ」の感想ブログです。
前提情報
書いてる人の情報が知れた方が参考になる派なので、簡単に自己紹介します。
30代中盤、怪獣系特撮は小さいころ夏休みにウルトラマンタロウを見たくらいしかわからない。
シン・ゴジラは見た。面白かったので映画館で3回見た。
洋画より邦画が好き。
三木聡監督作品は、好きな俳優目当てで「亀は意外と早く泳ぐ」「図鑑に載ってない虫」「転々」を見た。結構好き。
感想(ネタバレあり)
リアリティーラインがだいぶ低めでフィクション寄りの映画。
邦画や邦アニメでありそうなシーンを盛り込んだ感じなので
シンゴジラとかのラインを期待して行くと、ちゃちくてガッカリするだろうなって感じ。
(ちゃちいんだけど、今までの三木聡監督作品と比べるとめちゃくちゃ予算割かれてる感じあってびびった。)
伏線を最初から沢山撒いておいて、ちゃんと全て回収しているので全然駄作ではないと思った。
三木聡監督の笑えるとも笑えないともつかない感じのギャグが最序盤以外ず〜っと続くので合わない人は辛いだろうなと思った。
終始わちゃわちゃギャグが差し挟まれて、物語の本筋はいつの間にか進んでる感じなんだけど
怪獣の死体片付けがテーマのコメディ映画だと思って見れば普通に面白い。
オダギリジョー登場以降はずっとニヤニヤしながら見てた。
ギャグとか映画の要素には3.11やコロナを思わせるような不謹慎めのものもあるので注意。
(緊急警戒警報とか、”不要不急の外出”とか)
キャラがめちゃくちゃたくさん出てくるんだけど判別にあまり不自由しない描き方はさすがという感じ。
何より、映画の尺に対してとても多い登場人物を混乱させずに見せる手腕が見事だと思った。
- 登場のさせ方の工夫(セットで複数人を覚えさせる等)
- 釣りバカ日誌コンビなどメタ的に覚えさせる
- 名前と見た目のインパクトで自然に覚えさせる
- 再登場しても「誰だっけ?」とならない工夫
(さりげなく再説明があったり、制服等で役割がわかる)
このようなテクニックが使われているので、キャラが多い脚本やエンタメを作る人にはすごく参考になると思う。是非そういった視点で観てみて欲しい。
個人的に、俳優のうまみをちゃんと出した演出がされていると思った。出てる俳優のファンの人は楽しいんじゃなかろうか。
ふせえりと岩松了は言わずもがな、オダジョーと嶋久好きにも勧められる。
(どうでもいいけどシン ウルトラマン観て政府キャストが大怪獣じゃんと思ってしまった。)
全体的に興味深い方面の面白いではなく、「草」って感じの面白さ。
三木聡監督作品を楽しめた人は問題なく楽しめると思います!
久しぶりに「邦画」見た気がする!楽しかった!!!
突っ込まずにはいられなかったところを雑に書く
色んなもののパロディが多かったが、ウォーターゲート駅(高輪ゲートウェイ駅パロディ)はちょっと好き。
2MBのデータアップロードにめちゃくちゃ時間かかってて回線弱すぎた。
岩松了が吹っ飛ぶシーン絶対いらないだろ!と思いつつ手を叩いて笑ってしまった。
他のお客さんのレポ
封切り2週間後くらいに映画館で観に行ったが、どんな人が来てるのかと思ったら若い人が多かった。山田くんファンの方だろうか。
上映後に売店に行ったら、カップルで来てた片一方の話し方ちょっとオタクっぽい人(大学生くらい)がエコバッグとシールとグッズ買ってて「ぬいぐるみないのかな〜 ドッグタグ買うか迷う!グラスも普段使いできて良いよね〜」とめっちゃ楽しんでらっしゃった。
(この話を知人にしたら「デートを楽しいものにしたかったバイアスでは」って言われて泣いちゃった。)
私はパンフを買いました。 パンフ、なぜかメルカリで少し高めの価格で売られてた。
他、雑多な感想
グッズのラインナップがすごく良いな〜!と思った。特にフローティングボールペンは、作中の水で“希望”を押し流そうという話とマッチしてて、天才!と思った。
怪獣造形へのこだわりはすごくて、動かさなくていいこともあり普通より巨大な造形が作られたとのこと。特撮好きの友人が、「シンゴジラやシンウルトラマンはフルCGで造形の出番がなかったので、大怪獣のあとしまつがカウンターパンチになっていたと思う。だが、円谷英二が生きていたら庵野と同じことをしたと思う」と言っていたのが印象的だった。
ギャグのサービス精神は本当にすごいなと思うんだけど、合わない人には辛いだろうなとも思う。
この映画のリアリティーラインの低さは、かなり冒頭の特務隊のコスチュームとかバイクとか旗とかで示していると思う。親切心を感じる。
ラストに関してはめちゃくちゃ伏線張られてたし、「デウス・エクス・マキナ」だな〜と納得してしまった。
「ご武運を」に最初からジワっていたのだが、最後にまた持ってくるとは…
世が世なら「私の好きな言葉です」と同じくらいミームになっていそうなセリフ。
プロデューサーのインタビューについて

映画館でフルプライスで観た者として、このインタビューには怒りを感じました。
受け取り手が悪い、誤解していた、理解不足、というような論調だと感じました。
事前のプロモーションがもっと違っていたら誤解で怒る人も減らせたと思うし、
三角関係は伝わった上で「面白くない」と思われたんだと思います。
(恋愛要素のあるストーリーは好きな方ですが、この映画の恋愛要素はむしろノイズだと思いました。ヒロインが最初から元彼に未練があるように描かれていて、切なさも意外性もキュンとするところもなかったです。)
もしかしたら恣意的に切り取られているところもあると思いますが、それにしてもガッカリしました。
大怪獣のあとしまつ(Amazonプライムビデオ)
Amazonプライムビデオのレビューは36%が★1になってました。(ブログ執筆現在)
色んな人の感想を見たいなら、上のリンクから見に行ってみるといいかもしれません。
見ようか迷ってる方に、このブログが参考になるといいなと思います。
検索して感想見るくらいなら、話のタネに見ちゃいなよ!そして感想を語り合おうよ!と個人的には思います。
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